Hello! Python - 2 Hunt the Wumpus

以前紹介した「Hello! Python」のChapter2を読み終えました。Chapter1はPythonの紹介+インストール手順の様なのでスキップです。

Chapter2では「Hunt the Wumpus」というテキスト・ベースのゲームを題材として作成します*1。変数やループ、関数などPython基本的な機能を学んでいくのですが、それよりもプログラム設計のテクニック、知恵、哲学といったところに力点が置かれた内容になっています。なるほど"something different"です。

「最初は小さく、だんだんとインクリメンタルにプログラムの機能を増やして行きましょう」とか、「プログラムが大きくなってきたら、コードを見直して可読性が悪くならないようにシンプルに書き直しましょう」とか、一人前のプログラマが身に付けているべき知恵を教えています*2。たとえば、Simplifyについてのコラムには次の様なチェックリストが載っています。

❂Use meaningful names for both variables and functions.
❂Use white space to separate different sections of program.
❂Store values in intermediate variables.
❂Break up functions so that they do one thing well.
❂Limit the amount of shared state that functions use, and be clear about what that shared state is.

尤も、本のタイトルから判るようにビギナー向けの本なので、掲載されたコードの解説は詳しくかつ判りやすく書かれています。ビギナーの方も安心して読めます。英語も、私にも読めるぐらいやさしい英語が使われています。

この様な教科書(?)が日本語でもドンドン出てくれば良いのになぁと思う今日このごろです。

*1:そう言えば、Rogueなんてゲームもありましたね。

*2:私の世代だと「ソフトウェア作法」で学んだ事柄ですね。